mado-beya代表のちばふみ枝が、かねてより自宅で作品をコレクションしている東北出身作家のMAJIOさんとほんだあいさん。今年はMAJIOさんの新作「マジオ版画カレンダー2020:季節巡り」が届く時期にあわせて、ほんだあいさんに四季をテーマにした新作出品を依頼。ちばが2人の作品をコレクションしているように、自宅でのコレクションを楽しむ人が増えるといいなという思いから本展を企画しました。
2人の作品に加え、ちばが2015年から「アートなこけし」として制作をつづけている創作こけしも四季をテーマに作成。石巻在住の哲学者で詩人の奥堀亜紀子さんには、本展に寄せて四季をテーマに詩を書きおろしていただきました。
四季のはじまりの春から季節が移り変わっていくこの時期に、作品を通して皆さまの春・夏・秋・冬に思いを巡らせるひとときにしていただければ幸いです。
【展覧会名】mado-beya企画 第2回目「はるなつあきふゆコレクション」展
【会期】2020年4月10日(金)-6月28日(日)※延長しました
【日時】毎週金・土・日曜のみ/11:00-18:00(入場無料)
【会場】mado-beya(〒986-0822 宮城県石巻市中央2-4-3 石巻のキワマリ荘2階)
【出品作家】MAJIO(木版画)/ほんだあい(絵画)/奥堀亜紀子(詩)/ちばふみ枝(こけし)
※新型コロナウイルス感染症対策の観点から、会期や時間が変更となる場合がございます。
■■■ご来場予定のお客様へのお願い■■■
石巻のキワマリ荘およびmado-beyaでは現在、新型コロナウイルスなどの感染症予防及び感染拡大防止のため、以下の対策を実施しております。お手数をおかけいたしますが、ご協力のほどお願い申し上げます。
・発熱(37.5℃以上)や風邪の症状がある方、咳が続くなど体調に不安のあるお客様は、ご来場をご遠慮ください。
・建物入口に消毒液を設置しておりますので、ご入場の際に手指消毒をお願いいたします。
・会場内ではマスクの着用またはハンカチなどで口元を覆っていただくようご対応をお願いいたします。
・会場内での飲食は禁止とさせていただき、長時間の滞在をご遠慮いただいております。
・有事の際にご連絡ができますように芳名帳へのご記帳をお願いいたします。
また、石巻のキワマリ荘の管理・出品アーティストにおいては、マスクの着用を徹底するとともに、管理担当以外は特別用事がない限り在廊いたしません。
会場の換気は1時間に1回程度行い、家具、ドアの引手、階段手摺など多くの方が手を触れる場所には、定期的に消毒清掃を行います。
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【作者】MAJIO
【タイトル】マジオ版画カレンダー2020:季節巡り
【技法・素材】木版画
【制作年】2020年
毎年完全彫りおろし&全て手刷り、その季節が来たと思ったら変えるスタイルのカレンダー。今年はそれぞれの四季の少しずれた感覚として、春なら“浮かれた気分”夏なら“真夏ではなく初夏の清々しさ”などのイメージを元に、各季節を一つの『世界や国』として表現。空気感ごと想像して版画として投影することで、『世界』を少しずつ旅しながら創造していくように制作された作品。
【作者】ほんだあい
【タイトル】左から:つくし/灯台/野分け/よる
【素材・技法】紙、薄ば紙、ダーマトグラフ、色鉛筆、薄墨筆
【制作年】2020年
春 芽生えてくる春を楽しむ。
夏 流星群の日に灯台を遠くまで照らす。
秋 台風近くの大風をすすきの中で。
冬 雪の夜、降ってきた星を手に入れた。
【作者】奥堀亜紀子
【タイトル】協奏曲
【素材・技法】インクジェットプリント、フレーム
【制作年】2020年
作者が四季をテーマに、おばあちゃんが亡くなったあとの自身の母のことを綴った詩。
【作者】ちばふみ枝
【タイトル】壁ぎわの娘-春、夏、秋、冬
【素材・技法】水木
【制作年】2020年
2015年から作り始めた創作こけしの「壁ぎわの娘」シリーズ。2018年に作った春の型(日本料理うすだ寄贈)に加え、本展に向けて新たに3種の型を展開し、四季を表現。こけし木地は鳴子系櫻井尚道工人の作。